当院案内
院長 関 和正
昭和40年4月9日生まれ 私立開成学園高等学校卒業 日本鍼灸理療専門学校鍼灸専科卒業 はり師・きゅう師免許取得 はり師 免許番号 第127726 号 きゅう師 免許番号 第127589号 |
- 平成13年6月から平成15年12月まで府中はり灸院にて 日本式の鍼灸治療を研修。
- 以後、中国伝統医学を学び、古典派に鍼灸とカッピング(吸玉)治療を組み合わせた治療があることを知る。
- 平成20年2月より北京堂(浅野周先生代表)に自ら通院し、内田院長の治療を受けて北京堂式の長鍼を使用する治療の優れた治療効果を体験。長鍼と中国鍼による治療の研究に取り組む。
- 現在は経筋学に傾倒し、自身の治療に取り入れている。
院内のご案内
当院が選ばれる理由
感染症対策に力を入れております
現在、猛威をふるっているデルタ株の感染対策の柱は「さらなる換気の強化」と言われております。また、ウィルスが変異しても、手洗いやマスク、消毒用アルコールの有効性には変わりはありません。
当院は治療室、受付、待合室、全てに換気口があり、ベランダ側に大きな開口部がある、理想的な設備構造です。
治療中、受付業務中などは基本的に大型換気扇は両室付けっぱなしにしております。
常に新しい、確かな治療を取り入れるようにしております
東洋医学だから古典が中心の治療だろうとお考えの患者様も多いと思いますが、様々な痛み、様々な不快な症状を古典と鍼、灸だけに頼って全て治すというのはなかなか無理があります。
「古典」と書くと少し知識のある患者様では中国国内でのスタンダードである中医学をイメージされる方が時々来院されますが、私は中医学やその診断方法である弁証論治を治療の基礎とはしていません。
開業して、ある時期から中医学中心の治療院から当院に患者様が転院されて来るようになり、治っていない、あるいは触診すると私から見ると未治療(治療によって身体に何も変化が起きていない。)のような状態の方もおられて、古典的な治療に少し疑問を持ち、それ以来、代替医療にも数々の学派がありますが、鍼灸以外の代替医療も含め、トリガーポイントや筋膜リリース、経絡治療、頸性神経筋症候群の治療、AKA博田法など、いろいろと資料を読んだり患者様に聞き取り調査をした結果、当然と言えば当然ですが、それぞれに長所短所があり、万能ではないので、当院での治療でも古典鍼灸に特徴的な脈診や舌診も必要な時以外はしていません。
特定の定まった「古典」を全て引用しているわけでもありません。
私が治療する時の根拠、中医学では無いなら、何を根拠として治療しているかと言うと、やはり、過去に出された数々の論文を根拠としていることが一番多いです。
古典とは言わないまでも30年前に提出された論文でも、臨床的価値が非常に高いものもあります。大学病院などでの鍼灸師、医師共同の研究、医師による経過観察を前提とした鍼灸師による研究、意外かもしれませんが麻酔科医師のみによる鍼治療の臨床データもあります。古典からの引用と現代医学的知識を併用した治療ができる場合が多いのです。
その内容を基本として、現代の進歩した低周波や近赤外線を新たに組み込むことで治癒率や回復の早さが変わると考えています。
疾患別に追跡できるのも論文のメリットです。
大切なのは臨床で使用して、実際に効果があることです。
そのデータの集積で今の当院の治療法になって来たということです。
西洋医学での治療でも新しい薬やワクチン、癌の治療など、日々新しい治療法が出てくるように、「代替医療」と言われる私たちの分野にも特にここ10年間、鍼に微弱電流(マイクロカレント)を通電する研究や低周波の電圧を調節できる治療機器の進歩があり、鎮痛効果や回復期間の短縮には目覚ましいものがあります。また一部の光線治療器(近赤外線)なども鍼灸との併用で腱鞘炎や神経痛、不妊治療などに効果をあげて大きな進歩が見られるようになりました。様々な繊維が作れるようになったことから、優れたサポーターやコルセットもできています。
優れた治療効果があったもののみを採用して残していくように心がけていることが大切と考えております。
最近では、エンゼルスの大谷選手のコンディショニング法について私が調査し、大谷選手が実際に使用している低周波治療器を導入して鍼灸との組み合わせの効果についてデータを取りながら治療を進めております。
スポーツ選手のコンディショニングだから選手にしか治療効果がないということではなく、日常的な痛みや難治性の痛み疾患の治療にも参考にできることがしばしばあります。
どういった電気治療のプログラムがデスクワーク、リモートワークの体調管理、スポーツ愛好者の体調管理に適しているのか試行錯誤を繰り返して成果を上げております。
ご来院者様の50%以上が紹介でのご来院です
渋谷で開業して18年経ちますので、当院はご紹介の患者様が多いです。長い方で12、3年のお付き合いで、ご家族全員治療したことがある場合もあります。
その一方で、若い方はホームページを見て、場所や営業時間、料金、腰痛や首の治療の口コミなど、ご自分の希望条件に合うから来てくださる場合も多いです。
古典医学だけではなく、現代医学的に診ることも忘れてはいないので、その点を気に入ってくださる場合が多いです。
他項でも書きましたが、当院では病院との連携を大切にしています。患者様を完治、あるいは略治の状態に持って行くにはどんな治療がベストでどちらの先生にご意見を伺えば良いか常に考えております。
健康保険での鍼灸治療がご利用可能です
一部の症状に限定されますが近隣の病院のご好意により、同意書を発行して頂き、鍼灸の健康保険のご利用が可能になっております。よく誤解されてしまいますが、鍼灸の健康保険は3割負担にはなりません。
一回の治療費が1,000円割引になります。同意書の有効期限は当院では最初が3ヶ月、それ以後は6ヶ月間有効ですのでじっくり体調を整えられます。
よく、高額な回数券を発行している治療院もありますが、公的な保険の方が単回の支払いで済みますし、同意書の期限はありますが、回数券のように買ったものの使用期限が迫って来ることもありません。途中で完治して残りの回数券が無駄になることもなく、健康保険の方が患者様のためになると考えてやっております。
病院との連携で完治に導きます
本場中国でも中西医結合という言葉があり、東洋医学と西洋医学が対立したり、お互いに無関心であったりする時代はだいぶ前、それこそ20年以上前に終わっています。
例えば、スポーツをして脚をつる患者さんには全国の病院で芍薬甘草湯を処方するのが定番となっており、今や恐らく漢方薬の中ではナンバーワンの出荷量ではないでしょうか?
また、線維筋痛症の患者さんにペインクリニックから複数の漢方薬が処方されていて驚くこともあります。西洋薬は強く、漢方薬はマイルドという昔のイメージすら現場の医師の間では変わって来ています。
今やベストミックスを探す時代なのです。
ですから私は患者さん一人一人のベストミックスを探すべく、必要と感じれば病院を紹介するのです。
東洋医学の治療が受けたくて関鍼灸院 に来たのに、なぜ西洋医学を勧めるのか?費用負担は増えないのか? と不思議な顔をされ、疑問に思われる患者さんも当然おられますが、よく医療の現状をご説明した上で、一回でも東西医学の併用の効果を実感すると、すぐに理解されるものです。
回復して来れば鍼灸の治療間隔も徐々に開けられますから、費用の増加はあまり起こらないのです。大切なのは良く患者さんと話し合うことです。
当院に来院される方は、病院、整骨院、整体などだいたい3軒以上は回って上手くいかなかった方も多いので、そういった方の心のケア、知識の修正、情報の共有も大切です。顔面神経麻痺と突発性難聴については、耳鼻科医院からのご紹介で治療もしております。
2つとも専門性の高い鍼灸治療が必要であり、数値やスコアなどでかなり客観的に治療効果を評価できることから、鍼灸治療に高い評価を頂いた結果だと有り難く受け止めております。