頚肩腕(くびかたうで)症候群

1.どんな病気?

頚肩腕症候群とは何か?

頚肩腕症候群とは上肢の長時間にわたる同じ姿勢の継続、反復によって、神経、筋の疲労を背景として発症し、頚椎から肩甲帯に及ぶ筋肉(僧帽筋、胸鎖乳突筋)の疼痛、肩、肩甲骨周囲、腕にかけての痛みやしびれなどを来す疾患です。

現在では、パソコン操作で発症することが多く、若年層から発症し、男性より女性に多く発症します。

疼痛、しびれなど自覚症状が中心なので、病院で検査を受けても特徴的な検査結果は存在しません。痛みやこり感は常にあって長期間経過した後に、腕のしびれ、後頭部痛などが残ります。 これが大まかな症状なのですが、頚肩腕症候群と診断されて鍼灸院に来院する方はかなり多く存在します。上記の症状が全てあるわけではなく、一部の症状のみの人もいます。

この症状に対して鍼灸だけでなく吸玉治療やマイクロカレントはとても良く効きますが、やはり我慢し過ぎないで、早く治療を開始することが大切だと思います。
治療開始が遅れてしまうと回復にもそれだけ時間を要しますし、テーピングなどの補助的な治療が必要になる場合もあります。

早期発見、早期治療ですね。